表情を変えるクロアチア @トロギール
今日は山に囲まれた村コレニツァから、アドリア海に面しているトロギールへ移動。
バスで約5時間。
その間に、どんどん景色が変わる!!
まずは草原と山々。
次は、木々が生えない山々が見えてきた。
土地の区切りなのか、そこら中に石の囲いが…かつては建物がたっていたのだろうか…
1945年からは社会主義体勢が確立され、ユーゴスラビア連邦人民共和国となった。
1991年からのユーゴスラビア紛争により解体された。ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の6つの構成共和国はそれぞれ独立し、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニア、(コソボ)となっている。
その一つ、クロアチア。
1991年6月に独立宣言を発表。しかし、旧ユーゴスラビア連邦軍の猛攻撃を受け、1992年までクロアチアの独立戦争が続いた。(地球の歩き方より)
ユーゴ連合軍が砲火を浴びせたのは、今日向かった海岸沿いにたたずむ旧市街地だったようだ。
外務省の海外渡航情報でも、レベル1の十分注意してくださいの危険情報が出ている。これは、紛争時に埋められた地雷がまだ残っている可能性があるから。
1992年ということは、私は12歳。ベルリンの壁の崩壊とともにかすかに記憶にある。
クロアチアが独立してからまだ25年。ということは、25歳以上の人が、独立戦争の中、生きてきた。クロアチアに入国して、お店の店員さん含め、ホテルの人たちたくさんの人と出会ってきたが、そのほとんどの人がその時代を生きている。
民族間の対立など、私にはまだまだ理解しきれない難しいことがたくさんある。その中で、生きている人たち。
山や草原の写真を撮りながら、ここにもまだ地雷が埋まっている可能性があるのかな…と思った。
山を抜けると海!
トロギールの街に着くと、観光客でいっぱい。
そして、ここは世界遺産!
観光客で賑わっているが、25年前の紛争についても、考えたい。
私たちは第二次世界大戦で原爆を投下され、その後、戦争は終わったが、まだまだ戦争、紛争が続いていた、続いてることをここでも感じた。