杉原千畝を追って @カウナス

2017/06/01


杉原千畝さんが、ビザを発給し続けた場所、ここカウナス。

 

第二次世界大戦中、リトアニアの首都がおかれたカウナスには日本領事館があった。1940年、ナチスの迫害から逃れるため多くのユダヤ人が、日本を通過するビザを求めて、カウナス領事館に押し寄せた。そこで杉原千畝さんは、2,000枚以上のビザを発給した。


一昨日、リトアニアの首都ヴィリニュスから、電車でカウナスに入った。
バルト三国、唯一の電車移動。

 

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カウナス駅到着後、1.3km先のホテルをめざす。


泊まったのはこのホテル↓↓↓

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ホテルメトロポリス

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実はこのホテルメトロポリスは、杉原千畝さんに関係する。

リトアニアから退去命令が出て、リトアニアを出なければいけなくなった。領事館閉鎖後に杉原千畝さんが滞在し、カウナスを発つ直前までビザを発給し続けたのがこのホテル。

私たちの旅行にはちょっと高価かな!?と思いながら検索してもらうと、そこまでではなかったので、少し奮発して宿泊しました。

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ここの部屋かな?
この廊下も通ったんかな?

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こうやって書いてたんかな?と当時に思いを馳せながら、過ごしました。

 

チェックアウトの時間12時ギリギリまでホテルで過ごし、昼からは杉原千畝記念館へ行きました。

 

途中に聖ミカエル教会を通り、住宅街の中へ。

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この辺りかな〜と歩いていると、

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到着。
耐震工事!?まさか入れない!?と一瞬焦りましたが、大丈夫でした。入館できました。

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この机でビザを書いていたのかな〜。

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ビザを発給した人たちのリスト。

2,139人

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子どもたちは、その親が連れていけばいいということで、ビザが発給されていない。ビザの数は2,000枚ほどだが、杉原千畝さんが救った命は6,000人にのぼると言われている。

 

これはカウナスと日本でやり取りされた電報。

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ビザ発給の要望に対して、時間がかかっている。

 

そして、当時、ユダヤ人を救うことに奔走していたのは、杉原千畝さんだけではない。

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オランダの領事館の方や、日本までの船に乗せた人、たくさんの人たちが動いた事実を知った。

 

記念館の後はゆっくりランチ。

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このお店で、戦時中を生きたおじいちゃんに手紙を書いた。いつ届くかな!?

 

旧市街地の散歩。

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旧市街地、ちょっと見飽きてきたかなf^_^;

 

最後になぜ、ヴィリニュスからカウナスまで電車で移動したかというと、

第二次世界大戦中、杉原千畝さんたちに退去命令が出て、リトアニアを出なければなりませんでした。その際、列車でこのカウナス駅から出発したそうです。

 

今回、杉原千畝さん縁の地を訪れて、

もし自分が杉原千畝さんと同じ立場だったらどうしていたかな…と。杉原千畝さんのように自分の意思を貫くことができただろうか。
外務省の指示のままに…でも、たくさんの人の命が…と、自分がこうしたい!正しい!と思うことと、世間体やこれからのことで揺れたと思う。きっと杉原千畝さんもそうだったと思う。

 

杉原千畝さんから学んだこと。
自分が、正しい!こうしたい!やりたい!と思うことをする。そして、今の自分に1番欠けていること、そういった思いを表現すること。思うだけでなく、発信する必要性を感じる。そして、それが自分らしく生きることにつながる。